Huawei Mate 20 Xの売りの一つとして、フラッグシップモデルであるMate20proと同等のトリプルカメラを搭載していることがあります、噂では有名なカメラの評価サイトのDxoMarkがぶっちぎりに高い(110超!)とか…!?ハイスコア過ぎて公表できないとか訳の分からない記事まで流れています。今回はそのカメラを室内で試し撮りしてみました。基本的にオートで撮ってます(プロでは無いので、あくまでご参考程度にしてくださいね。)写真をクリックすると元画像になりますが、データが大きいので気をつけてください。
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暗所での映りをiPhoneXと比較
今メインで使っているのがiPhoneXですので、同じシチュエーションで比較写真を撮ってみました。場所は上海のスタバの店内です。
作例1:壁にかけてあったテキスタイルの絵。
iPhoneXで撮ったもの。ハイライトが飛んでしまっています。黄色っぽくなりました。
Mate20Xで撮ったもの。絵が白飛びせずに細部まで見えます。木の質感がiPhoneXと全然違うリアルさ。壁のレンガのディテールもすごい。
対して、Mate20Xの16mmの広角レンズを使用して撮影した場合。かなり広く写る!さすがにディテールは潰れてしまっていますが、それでもiPhoneXと同等の写りです。
作例2:テーブルの上のスタバカップ。同じく暗い店内です。
iPhoneX。一見綺麗ですが、拡大すると絵の具で塗った様に見えます。
Mate20Xでの撮影。ぱっと見iPhoneXと同じ感じ。細部は自然に背景がボケていて、不自然さはありません。スタバマークもエッジが全然ざらざらしてない!
望遠の映りをチェック
作例3:同じくスタバのテキスタイルの絵
Mate20X(81mm ISO160 S:1/50s F2.4 )。布の質感がきっちりと出ています。
Mate20X(135mm ISO160 S:1/50s F2.4 )。画質はあまり変わらない感じです。
Mate20X(270mm ISO400 S:1/33s F2.4 )10倍(デジタルズーム)さすがにちょっとですが、ISOが上がっちゃってます。でも十分に使える感じ。

iPhoneXの2倍ズーム。まあまあです。
スーパーマクロ。
作例4:トミカのF35
超広角で撮影。4~5cmまで寄れる感じかな。
作例5:トミカボーイング787
標準。背景が綺麗にボケています。
広角で撮ってみたが撮れる画はあまり変わらず。
自宅での室内撮り
人物ですが、オートでは全体的になんとなく髪の毛がのっぺり潰れて写ることが多いです。まあ室内で感度があがりやすいことも影響してますが、AIによる合成処理とかありそうで、結構ばらつきがあります。
もう一枚。色がくっきり派手めに映ってる様な気がしますが、それを検証する機器もないです。
若干癖があるけど、使いこなせば最高!
中華スマホなので、絵作りにはかなりいい意味で盛った感がありますが、出てくる写真は現時点で最高水準なのは確かです。さすがにセンサーの大きな高級コンデジなどと比べると負けますが、十分にフラッグシップとして胸を張れる出来だと思いました。
ただ、色々と処理をして頑張って明るく撮ってくれるのですが、逆にシャッタースピードが遅くてブレている事が多々ありました。スナップショットという意味では、もっとレスポンスの良いスマホがあるかもしれません。また、P20proに比べてF1.6モノクロセンサーでより多くの光と情報を取り込むという強みが無くなったので、それも影響しているかもしれません。今後プロモードで色々と設定を試していきたいと思います。
上記ちょっと気になる点もあるのですが、全体的には超広角からズームまでカバーでき、しかも高画質で基本的には大満足のMate20Xのカメラでした。
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