皆さん、こんにちは!10月の三連休はいかがでしたか?今回はTakaが、がん保険の選び方をご紹介します。
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①保険加入はシンプルに!
皆さん、勤務先の会社で(に出入りしている保険のお姉様達に)勧められた保険に加入している方も多いのでしょう。別にそのこと自体は問題ありません。
では、契約内容は覚えていますか?…
保険の種類に関わらず、契約内容を正確に言える人はほとんどいないのではないでしょうか。その原因は、様々な特約が付いた複雑な契約形態です。結果的に契約内容の重複に気づかずに無駄な保険料を払っていることもあります。
では、癌になることのリスクと対応する保険を書き出してみます。
- 高額な医療費がかかる。 →医療保険・がん保険
- 以前のように働けない。 →収入保障保険
- 死亡する可能性がある。 →生命保険
今回は1の高額な医療費に焦点を当て、がん保険の選び方を分析します。
②がん保険は自由診療対応が必須!
日本人の2人に1人は罹るという癌、その治療に於いては、健康保険対象となる「保健診療」と健康保健対象外の「自由診療」があります。
癌治療における自由診療とは、日本国内で認可されていない未承認薬による治療や免疫療法等の健康保険が効かない100%自己負担のものを指します。健康保険の加入者なら普通に標準的な治療法が受けられるなら、それでいいのでは?という考え方もあります。では、なぜ自由診療への対応が必要なのでしょうか。
もし自分がガンになったら、長く生きたい、完治したいと思うでしょうし、そのためにはどんな治療法も試してみたいと考えます。
標準的な治療法は抗ガン剤を投与しがんを小さくする、そしてがんの切除とその後の抗ガン剤治療です。抗ガン剤については利権の問題で欧米に比べて圧倒的に少ない種類しか使用できませんが、最新の未承認薬が使えれば、生存率が上がる可能性はあります。しかし、未承認は個人で輸入して使用することになるため、1カ月に百万円以上の費用がかかります。
一方で、最近は人間が本来持つ免疫力を活用した免疫療法の研究が進んできており、一部実用化されつつあります。それらの治療法も自由診療となります。例えばNK(ナチュラルキラー)細胞を血液中から取り出し、培養して体に戻し、がん細胞を攻撃する最先端の治療法がありますが、一回当たり何十万円、一連の治療法で2百万円等と目の飛び出る程の治療費がかかります。
③自由診療対応はSBIとメディコムだけ!
診断給付金 | 入院保障 | 通院保障 | |
---|---|---|---|
SBI | 100万円(2年毎) | 無制限 | 1,000万円まで |
メディコム | 100万円(3年毎) | 無制限 | 1,000万円まで |
表面上は良く似た内容となっていますが、診断給付金はSBIが初回受取後にがんが一旦治って、2年経過して発生したがんでないと2回目以降は受け取れません。
一方、メディコムは初回受取後3年経過すれば、最初の癌が治っていなければまた診断給付金を受け取れます!
自由診療という点では、メディコムが未承認薬を使用できる協定医療機関を明示しており、その中に上記の免疫療法専門のクリニックが含まれているのに対し、SBIは
- 米国国立がん研究所のガイドラインに定める診療
- National Comprehensive Cancer Network のガイドラインに定める診療
- 癌専門委員会において有効と判断された診療
とかなり曖昧な表記となっており、実際に典型的な未承認薬の使用以外どこまでの治療内容が保障されるのかがはっきりしません。
また、高額医療費制度を適用した場合もメディコムでは3割負担の満額が支給されるという利点があります。
※加入される際は実際に受けたい治療方法に対応しているか確認してください。代替療法の大部分は対応していないことが多いです。
④保険料には大きな差がある
以上、メディコムの利点ばかりが目立ちますが、両者の保険料は大きく違います。
例えば30歳の男女で比較してみると、
男性 | 女性 | |
---|---|---|
SBI | 550円 970円(診断給付金有) | 620円 1,450(診断給付金有) |
メディコム | 1,430円 | 1,920円 |
となり、かなりの差があります。SBIでは診断給付金なしを選ぶことで、月々の支払いを低く抑えることが可能です。診断給付金がいらない、という人には大きなメリットだと言えます。
⑤結論:ニーズに合わせてどちらかを選択しよう。
今回は自由診療対応のがん保険としてSBIとメディコムを取り上げました。保障内容はメディコムの圧勝ですが、診断給付金がいらない等、最低限の保障で安く自由診療に対応したいという場合にはSBIも候補に入ってくるでしょう。Takaのオススメは保障内容の手厚いメディコムです。