皆さんこんにちは、Minatakaです。またもや1ヶ月ぶりの更新となってしまいました。
前回に引続き、中国の就労ビザ関連情報です。
Contents
領事館での認証とは?
さて、中国のビザを申請しようとしたら、まず最初にぶち当たる壁が一般の人は普段目にすることはない「領事館の認証」やら「アポスティーユ」やら「公印確認」と言った謎だらけな専門用語です。僕も最初は意味が分からず中国の領事館や外務省のサイトをあちこち探しまくりでした。
認証の前には外務省の公印確認が必要
外務省の公印確認とは、ジュネーブ条約(外国公文書の認証を不要とする条約)に加盟していない国の公的機関が発行した公文書を外国政府の領事館等に認証してもらう前段階として、外務省に公的機関の公印を確認してもらうことです。
中国はジュネーブ条約非加盟国なので、ビザを申請する際には書類に外務省の公印確認→中国領事館の認証が必要となるわけです。ちなみに、加盟国は「アポスティーユ」と言う外務省の手続きだけで済んでしまいます。
①具体的な手続きは?
1:外務省公印確認(翌営業日、無料)
外務省分室等にて申請。公印確認申請書を各種書類毎に記入。
中国のビザ申請時には下記の公的書類が必要になります。
・学歴証明書
・犯罪経歴証明書
・戸籍謄本(家族帯同の場合)
※犯罪経歴証明書は自分で開封できないので、申請書の公印名・発行年月日は外務省職員に記入してもらう。
また、上記以外にもパスポートの写し、任命書などに後述する公証と公印確認・認証が必要です。
2:ビザ申請センターでの認証手続き(所要時間:4営業日、費用:5,160円/通)
・公証認証申請表1通
・外務省での公印確認済書類の原本及びコピー
・パスポートの原本及び写真のあるページのコピー1部
公印確認済書類は原本だけでなくコピーも必要となりますので注意してください。
②公証役場でのワンストップサービスって?
中国のビザ申請ではパスポート等の認証の際に、公証役場での公証から法務局の押印証明・外務省の公印確認をした上で、中国の領事館の認証が必要となります。
東京都・大阪府等の一部の自治体では公証・法務局の押印証明・外務省の公印確認が公証役場でワンストップで取得可能ですので、非常に便利です。
③まとめ
さて、いかがでしょうか。書類の準備だけでも結構大変ですよね。実際には日本の①公的機関で書類取得②外務省で公印確認③領事館で認証、と③ステップ必要ですので受け取りも考えるとそれだけで5日間は平日に各所へ行ったり来たりしないといけません。本当に大変ですね!書類の準備の全体の日数は最低1ヶ月位はかかるので、余裕を持ってビザを取得しましょう。
就労ビザ手続きの詳細を知りたい人向け最新情報!
新制度に対応した手続きを纏めたノートを作成しました!
A4で4枚に渡る大作になっています。手続きの流れから費用・書類の作成方法まで詳しく解説していますので、ビザの手続きに困っている方はぜひ、一読してみてください。
このノートでは、日本国内での臨時Zビザ取得までの道のりを、詳しく解説しています。また、中国国内で更新する方にも、職務経歴書や任命書の書き方のポイントを解説していますので、非常に役立つ内容です。これがあればビザ代行業者はほぼいらないでしょう(業者のウェブサイトは更新が追いついていないので、このノートの方がより最新の内容となっています)。
ネット上にはここまできちんと纏めた情報は他にないと自負しています。自分で調べるよりも大幅な時間の節約になるので、ぜひ、このノートを活用して下さい!※制度内容や必要書類は変更になることがあります。
ビザ手続きの詳細はこちらからどうぞ。